Starship/SuperHeavyのキャッチアームが発射塔最上部まで上昇、イーロンマスクも動画をツイート
テキサス州ボカチカにあるスペースXの発射場で現地時間9日、帰還したスターシップやスーパーヘビーをキャッチするためのキャッチアームの動作テストが行われ、発射塔最上部まで上昇しました。
キャッチアーム(chopsticks)
スターシップやスーパーヘビーは元々、着陸脚を備え着陸パッドに着陸する予定でした。
しかし、スーパーヘビーに関しては着陸脚が廃止され、発射塔のアームでキャッチして回収する方式に変更されています。
またスターシップに関しても、月や火星への着陸を除いてスーパーヘビーと同様にアームでキャッチして回収することになりました。
キャッチアームはスーパーヘビーを発射台に設置し、スターシップをスーパーヘビーの上にスタックするのにも使われるようです。
キャッチアーム、最上部まで上昇
現地時間9日、キャッチアームはついに発射塔の最上部まで上昇しました。キャッチアームの動作テストはこれまでに何度か行われてきましたが、発射塔の最上部まで移動するのは今回が初めてです。
スペースXCEOのイーロン・マスク氏はドローンで撮影された動画をツイートしました。
キャッチアームが上昇する様子はこちらでライブ配信されました。
今回は1時間以上かけてゆっくりと上昇していったようです。運用段階では上のツイートのCG映像のように(イーロンによるともっと速く)動作するものと思われます。
また下のツイートによると、今回キャッチアームはスターシップをスーパーヘビーの上にスタックできるだけの高さまで上昇したとのことです。