スターシップSN15飛行試験 着陸に成功

日本時間2021年5月6日、米宇宙企業スペースXの次世代宇宙船「スターシップ」の試験機「SN15」による高高度飛行試験が行われ、着陸に成功しました。

SN15について

SN15は米宇宙企業スペースXの次世代宇宙船「スターシップ」のプロトタイプです。

SNは「シリアルナンバー」を意味します。しかしSN15は15番目のプロトタイプではありません。SN1の前にも「スターホッパー」や「Mk1」といったプロトタイプがありましたし、SN12,13,14は欠番となっています。(SN12のノーズコーンは耐圧試験に使用されています)

SN15は機体構造やソフトウェアなどに数百のアップデートがくわえられており、着陸成功が期待されていました。

これまでの高高度飛行試験

これまでの高高度飛行試験を振り返ってみたいと思います

初めて飛行試験が行われたのはSN8で、最高高度は12.5kmでした。

SN8は着陸時に使用する推進剤が充填される「ヘッダータンク」の圧力が足りず着陸には失敗したものの、フラップによる姿勢制御、エンジンの再点火などに初めて成功しました。

次のSN9からは最高高度は10kmとなり、ヘッダータンクの圧力をかけるためヘリウムを使用することとなりました。

しかしSN9は着陸時エンジンの一つが正常に燃焼せず着陸パッドに激突してしまいます。

その次のSN10は着陸はしたものの、推力が足りずハードランディングとなってしまい約10分後に爆発、SN11は着陸直前に空中で爆発しましたが濃霧であったためその様子を確認することはできませんでした。

SN15の飛行試験

このような飛行試験の結果から様々な改良が行われたSN15、しかしさすがに直前のSN11から得られたデータをすでに組み立て中であったSN15の機体構造に反映させることはできず、スペースXCEOイーロンマスクも「うまくいけばSN11の爆発の原因となった問題がSN15で解決される」とツイートしていました。

そして5月6日午前7時24分ごろ、SN15はテキサス州にあるスペースXの発射場から打ち上げられました。

はじめは搭載された3つのラプターエンジンを使用、高度が高くなるにつれ使用するエンジンの数を一つずつ減らし、高度10kmに到達。

その後SN15はフラップを使用し機体を水平に保ちながらスカイダイビングのように降下していきます。

今回は何とフラップにカメラか搭載されていました。フラップが小刻みに動いているのがよくわかります。

その後地表が近づくとエンジンを再点火、SN15は機体の向きを変え、着陸態勢に入ります。

SN10では3つのエンジンを点火した後、2つのエンジンの燃焼を止め、1つのエンジンのみで着陸していましたが、SN15では最初から最後まで2つのエンジンを使用しているように見えます。

そしてSN15は見事着陸に成功しました!

着陸脚も展開し、その役割を果たしています。

しかし着陸後すぐに機体下部から出火し消火機が消火を試みますが、場所が悪く全く消火できませんw

その後無事鎮火。SN15は初めて完全に着陸に成功したスターシップとなりました!!

再飛行に向けて

飛行試験のあと、イーロンマスクはSN15が再飛行する可能性があるとツイートしました。

着陸脚は取り外され、新しいものに交換されるようです。若干変形しているのが確認できます。

今後再び発射台に設置され飛行試験が行われるかもしれません。

まとめ

SN15の着陸成功は人類の火星進出への大きな一歩となったことは間違いありません。

今後もスターシップの開発に注目していきたいと思います!!

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