SN15がロールアウト、BN2組立開始

StarbaseUpdates

今回はまず、アメリカの宇宙企業スペースXが開発している次世代大型宇宙船スターシップについての最新情報をお伝えしていきます。

スペースXは、去年12月から今年3月にかけてスターシップの飛行実験を立て続けに行っていましたが、そのうち2機は着陸に失敗し地面に激突、1機は着陸には成功したものの十数分後に爆発、もう一機は濃霧のなか空中で爆発していました。

そして今回同社CEOであるイーロンマスク氏が「機体構造やソフトウェアに数百の改良が行われた」と明かした次の試験機SN15が発射台に設置され飛行試験に向けた準備が進んでいます


発射台に取り付けられてからまず行われたのは極低温試験で、こちらは機体のタンクに推進剤ではなく液体窒素を充填してタンクを加圧する試験となっており、もちろんこの試験の結果は公式からはアナウンスされてはいませんがこれまでスターシップの試験を見てきた経験のある方が、試験はうまくいったようだという内容のツイートをしています。

またSN15にはあらたにスターリンクを使用するためのアンテナが取り付けられています。

スターリンクとはスペースX社が開発を進めている衛星コンステレーション計画で地球上どこでもインターネットが利用できるサービスとなっており、今回SN15は飛行試験中スターリンクを利用して何らかの通信を行う可能性があります。

次にそのスターシップを打ち上げるために使用される大型のブースター「スーパーヘビー」についてですが、こちらは最初の試験機BN1がほぼ完成してはいますがBN1は製造方法などを確認するためのパスファインダーとなっていて、実際に様々な試験が行われるのは次のプロトタイプBN2です。BN2の組み立てもすでに始まっています。

そして今回注目したいのがそのスーパーヘビーの着陸方法で、スーパーヘビーの構想が最初に発表された時は最下部に6つの着陸脚を取り付け、その脚で着陸することとなっていましたがその着陸脚の数が4つに変更になるなど、着陸脚の設計はかなり難航しているようでした。

しかしその後イーロンマスク氏のツイートにより、着陸脚で着陸するのではなく発射台のタワーでなんと巨大なスーパーヘビーを空中でキャッチすることが検討されていると明らかになり、現在もその着陸方法が注目されています。

そして、この空中でキャッチする方法が採用された場合に気になるのは、すでに組み立てが始まっているBN2が試験飛行を行う際もその方法で着陸するのかということで、おそらくその確率は低く、個人的には仮の脚を取り付けるのではないかと思ってはいますが、驚くのは「すでにタワーの建築工事が始まっている」ということで、スーパーヘビーが空中でキャッチされるのを見る日はそう遠くないかもしれません。

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